2023.01.20

ブログ

パート社員の仕事の限界を決めているのは誰?

2022年11月11日の記事でご紹介した
太陽産業の鈴木奈々さんは
パート社員でした。

※感動物語コンテスト2022
 グランプリ作品はこちら
 https://www.youtube.com/watch?v=1Txd-sC8ysA

当初は
「自分はパートだから」
と決められた範囲の仕事を
こなすだけの日々でした。

しかし
ある研修を受講したことをきっかけに
考え方が変わり、
チーフになることを目指して
自主的にどんどん
お店の改善活動や問題解決に
取り組むようになりました。

今では目標としていた
チーフに任命され、
次は「店長になる!」と
決意表明されています。


2022年12月29日の記事でご紹介した
アウトバックステーキの
田村円花さんは
アルバイトでした。

日常業務にも飽き
アルバイトを辞めようと
していた矢先、
ある研修に参加したことをきっかけに
人生が変わりました。

組織変革の中心的メンバーとして
店のスタッフをどんどん巻き込み、
皆が自主的に行動するような
組織風土へと変革する立役者と
なりました。

今ではマネージャーとなり、
影響力の範囲を広げて
ますますご活躍されています。


パートであろうと
アルバイトであろうと
関係なく、
組織のためになることであれば
主体的にどんどん動いていっていい。

そう気付いた瞬間から
上述の2人の働き方は
変わっていきました。

「パートだから
 自分の仕事はここまで」
「アルバイトだから
 自分の仕事はここまで」
と限界を決めてしまっていたのは
自分だったのです。


とは言え、
このようなマインドブロックが
掛かってしまっていたのは
当人の問題というわけでは
なさそうです。

日本国中、ほとんどの
パート、アルバイトの人たちが
同じようなマインドブロックに
縛られてしまっているのでは
ないでしょうか。

日本人に刷り込まれた
“常識”や“文化”が
パートやアルバイトの
仕事の限界を決めてしまっている
ようにも考えられます。


そうなると
これを打ち破るのは
使用者側である
上司や経営者の責任です。

パートやアルバイトであっても
主体的にどんどん動いていってほしい
ということを当人に伝え、
理解してもらわねばなりません。

上述の2人の成長の可能性を信じ、
研修に送り込んだのは
経営者および現場上司の英断でした。

しかし現状を見渡してみると、
日本国中、ほとんどの
経営者、現場上司たちが
パートやアルバイトには
そこまでの期待をしてないようです。

経営者や現場上司たちもまた
「パートの仕事はここまで」
「アルバイトの仕事はここまで」
というマインドブロックに
陥ってしまっているのが現実です。

パートやアルバイトの
仕事の限界を決めているのは
ほかならぬ
経営者や現場上司たちなのです。


総務省の調査では
パート・アルバイトの人数は
全国で約1455万人。

この中でいったいどれくらいの人が
主体的な働き方をしているでしょうか。

もちろん、
限定された働き方のほうが
楽でいいという人も
多いことでしょう。

しかし、日本国中で
たくさんの才能が
埋もれてしまっていることは
間違いありません。

社会的損失と言っても
よいでしょう。


経営者や社員の皆さまの
マインドブロックを外す
お手伝いをするのが
私の仕事です。

一人でも多くの人が
才能を発揮し、成長し、
いきいきと働けるような
社会にしていけるよう、
微力を尽くしてまいります。

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