2020.11.20

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小さな違和感の放置はキケン!

※いつもより長めの記事となっています。
 予めご了承のほど、お願いいたします。

前回の記事でご案内したとおり、
先週末はイベント三昧でした。

中でも、日曜日の講演会は
私が理事として運営に携わっている
EH経営研究会の主催イベント。

今回、会場での講演会と併せて
オンラインでの同時配信に
チャレンジしました。

Zoomを使った同時配信で
難易度は低いとはいえ、
私にとっては初めての経験。

しかも担当は私一人で
頼れる人もいない中で
準備に許された時間は30分。

専用の機材も無し、
現地でのテストも無しでしたから
本当にちゃんと配信できるのか、
映像や音声の質は大丈夫なのか、と
何週間も前から胃が痛くなる思いでした。


結果的には
若干トラブルがあったものの
致命的な事態には至らず、
70~80点くらいの出来だったかと
思われます。

しかし、
私がやりたいと思っていたことが
十分にできませんでした。

何かというと
スライドショーの画像と
講師の映像を1画面に収めて
配信することです。

1か月前に購入した
ウェブカメラ用の
キャプチャソフトを使えば
簡単にできる見込みでした。

ところが、
とある想定外のことにより、
その目論見が崩れ去ってしまいました。

その想定外とは、
当日講師より頂いた
パワーポイントのファイルが
「読み取り専用」でしか開けなかった
ということです。

当方のPCに入っていない
特殊なフォントが含まれていたためでした。

ファイルを開く際に警告が出て、
「読み取り専用」で開くか
フォントを削除するかの選択肢が
示されたため、
「読み取り専用」で十分だなと考え、
「読み取り専用」を選択しました。

ファイルは問題なく開きました。

次に、パワーポイント上で
「スライドショーの設定」を
開こうとしたのですが、
「読み取り専用」で開いているため
「スライドショーの設定」が開けません。

ここで設定したかったのは
通常の「フルスクリーン表示」モードから
「ウィンドウ表示(出席者として閲覧する)」
モードへの切り替え。

このモードにしておくと、
サブディスプレイがスライドショーに
占拠されず、何かと便利ですので、
自分でZoomを使った研修をするときは
いつもこのモードにしています。

このモードが必須というわけではなく、
通常モードでもできなくはないので
そのまま行くことにしました。

キャプチャソフト上でも
ウェブカメラ映像と
スライドショーの表紙が
合成されて1画面で表示されており、
Zoomにもその画面が映っています。

「よし、問題ない」

ちょうど定刻になったので
準備OKのサインを出して
講演会開始。

準備時間30分で
何とかぎりぎり間に合いました。

実はこの間、
サブPCがWi-Fiを拾わないという
トラブルなどもあり、
テストもままならず四苦八苦。

さらには準備が整わない状態から
Zoomに次々入室してくる受講者たちの
受け入れもしながらで
頭の中はもう“てんやわんや”の大騒ぎでした。


さて、ほっとしたのも束の間。

講師の話が始まり、
2枚目のスライドへ・・・と
この瞬間、背筋が凍り付きます。

スライドを送っても
キャプチャソフト上に反映されません。
Zoom受講者の画面は表紙スライドのまま。

「ウィンドウ表示」モードではないせいか
と直感的に分かりましたが
もうどうにもなりません。

とっさの判断で
キャプチャソフトでの
画面合成を諦め、
Zoomの通常の画面共有機能で
スライド画面を映すことにしました。

残念無念。
あとは受講者がZoom画面を
うまく切り替えて
講師の映像とスライド画像を並べて
見てくれることを祈るしかありません。


意気消沈している間に
次の試練がやってきました。

スライドショーを一旦中断して
動画映像の再生です。
今回は3本の動画映像ファイルを
お預かりしています。

1本目の動画に共有画面を切り替え・・・
ん?・・・切り替え・・・んん?・・・
切り替え・・・
・・・えぇ~~!?
いくらやっても共有画面の選択肢に
動画が出てきません。

1本目の動画は12分半。
会場で映像が流れていくのを横目に
一人格闘すること3~4分。

ようやく分かりました。

パワーポイントを
「フルスクリーン」モードで共有すると
実際にはパワーポイントの画像ではなく
サブディスプレイの画面全体が共有される
ことになります。

このためなのか、
サブディスプレイ側で動画を再生しないと
共有できないようなのです。

Zoom側では動画を最初に戻して
再生することにしたので
会場とZoomで3~4分のタイムラグが
生じました。

会場での再生が終了した後、
Zoomでの再生が終わるまで
講師にお願いして
場をつないでもらいました。

しかしZoomで講師映像を並べて
見ている人にとっては
その間、講師が何を話していたのか
大変気になったようで、
苦情のコメントをもらうことに
なってしまいました。


そんなわけで今回、
パワーポイントを「読み取り専用」
で開いたという些細なことから
トラブルの連鎖につながっていく
という経験を踏むことになりました。

思えば、
「ウィンドウ表示」モードにできない
と分かった時点ですぐに講師にお願いし、
「ウィンドウ表示」モードに切り替えて
保存したものを再度お預かりすれば
このようなトラブルの連鎖につながることは
なかったわけです。

「小さな違和感の放置はキケン!」
という、いい教訓を得ました。


そして何より、
今回、同時配信にチャレンジしたことで
多くのことを学ぶことができました。

同時配信することに
快諾してくださった今回の講師には
感謝しかありません。

「やってみなければ分からない」
「やってみれば分かる」

やったことがないからと言って
「やらない」「やらせない」
というのは大きな機会損失です。

従業員にも、
どんどん新しいことに取り組ませていく
ことが大事ですね。

次回のイベントでは
YouTubeでの同時配信にも
チャレンジしていきます。
乞うご期待!

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