2020.08.05

ブログ

相手の道をひらく伝え方

このブログでは毎回、
“人が輝く経営”の実現のために
「このようなことをしていませんか?」
「このようなことに気を配りましょう」
といったことをお伝えしています。

しかし、読者の皆さまの
その時々の状況次第では、
「そんなことは言われたくない」
「正論ばかり言われても辛い」
などと感じる場合も少なくないかもしれません。

とりわけ、
反論の余地のない「正論」というものは、
振りかざされると
逃げ道がなくなってしまいます。

面と向かって言われると
精神的にかなり辛いものですよね。

松下幸之助さんは、
相手を追い詰めないようにするため
このような言い方をしたそうです。

「ええんや、わても完璧ではないんや。
 でもな、そうあらねばといつも真剣に思てるで。」

相手を追い詰めることなく
そのうえ相手の意識向上にもつながる
とても素敵な言い方だと思いませんか?

私自身、ブログを書く際、
あるいは、直接アドバイスを伝える際、
「これは自分でもできてないな」
と感じながらお伝えしていることが
少なからずあります。

「自分でできないことは相手に要求しない」
というのが鉄則ではありますが、
相手のためには、
自分のことを棚に上げてでも
気づいた事はお伝えしていかねばなりません。

そのようなときは、
「理想を共有していく」
という意識で臨んでいます。

目指すべき姿を共有し
「一緒に頑張っていきましょう」
と手を取り合っていくのです。

立ち位置としては常に相手の味方。

厳しい時代を生き抜いていくための
仲間、戦友として、
共に成長していきたいですね。

部下面談などの際の
参考にしていただければ幸いです。

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