2020.01.10

ブログ

人が輝く適材適所

正月の箱根駅伝、
昨年、連覇が途絶えた青山学院大学が
今年は返り咲き、優勝しました。

青山学院大学の指導者は
原晋監督です。

原監督と言えば
小さな成功を積み重ねさせて
自己肯定感を高めさせる指導法で
実績を重ねられており、
書籍も多数出版されています。

今年の箱根駅伝の勝利のポイントは、
もちろん日頃の指導で選手たちが
力をつけていたことが大きいのですが、
もう一つ、
選手の起用法に大きな特徴がありました。

一般的には
10区間の区間一つ一つの特徴を考慮し
その区間に最適な選手をあてがうと
いう考え方で起用します。

しかし、原監督の考え方は逆でした。

選手一人ひとりの特徴を考慮し
その選手に最適な区間をあてがう
という考え方で起用したのです。

「この選手が一番輝くためには
 この区間が最適だ」
という考え方です。

実はこの考え方、
人本主義経営でも同じ考え方を
するのです。

「この社員が一番輝くためには
 こういう仕事を与えるのが最適だ」
という考え方で
仕事を与えていくのです。

その選手、その社員に最適な
区間、仕事をあてがわれているのですから、
当然、パフォーマンス(成果)も
最大限に発揮しやすくなります。

成果が出れば自信もつき、
一段上のチャレンジにつながっていきます。

あなたの会社では
どのような考え方で
各従業員の担当業務が決められていますか?

上述の考え方で仕事を与えようとすると、
「その社員が一番輝く仕事」を
どう見抜いていくかに
難しさを感じるかもしれません。

あるいは、
「そんなやり方では仕事が回らない」
といった不安も出てくるかもしれません。

その対応方法についてはまた次回、
お話しいたします。

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