2021.11.05

ブログ

心理的安全性

引き続き長坂養蜂場さんへの
ベンチマーク訪問で
気付いたお話です。

当日は朝8時から
受け入れていただき、
長坂善人社長のご講話と
清掃見学の後、
朝礼見学もさせていただきました。

その朝礼での1シーン。

ある人が皆の前で発表した後、
「今の○○さんの発表に対し
 何かコメントがある人―?」
と進行役が尋ねた瞬間、
その場にいた全員が
間髪入れず一斉に挙手しました。

進行役から指名された人は
自分の経験談なども交えて
1分間ほどに上手にまとめた
コメントをされていました。

同じことが2度、3度…。

朝礼後に
入社1年目のスタッフに
訊いてみました。

「皆さん本当に何かコメントを
 考えたうえで
 挙手されているのでしょうか?」

返ってきた答えは…
「はい、だいたい考えられています。」

他人の話を聞いている間に
常に自分の意見を言える準備ができている
ということですから
これだけでも凄いことです。

答えに続きがありました。
「でも、うまくまとまってなくて
 当てられてから
 あたふたすることもあります。」

そんな状態でも挙手できるのが
凄いところです。
なぜ挙手できるのか訊いてみました。

すると、
朝礼は失敗する場と思っているから」
との返答。


「失敗してはいけない」
と考えると萎縮するのは当然です。

「失敗してもいい」
「失敗を糧に成長すればいい」
と考えれば、どんどんチャレンジできます。

朝礼の場だけではありません。

接客においても
お客様のためを思っての言動が
裏目に出ることもあります。

しかし、その失敗を恐れていては
何も得られません。

失敗してもいいから
まずは行動を起こすという
習慣を身に付けることが大事です。

成功、失敗を問わず
たくさんの経験を積むことで
人はどんどん成長していくのです。

他にもあらゆる場面で
失敗を恐れず
チャレンジが生まれていきます。


長坂養蜂場の経営理念は
「ぬくもりある会社」づくり。

人を想いやる気持ちをもって
お互いの幸せと成長を願うという
“あり方”が浸透しています。

失敗しても大丈夫。
自分の意見を言って大丈夫。
間違っていれば正してくれる。
叱られるとすれば、それは
厳愛の精神で自分のために言ってくれるもの。

そういった安心感、信頼感、
言わば「心理的安全性」が
後ろ盾となり、
日々のチャレンジを後押しし
結果としての好循環につながっているのです。


ぬくもり経営ではなくとも、
安心して働ける会社づくりには
努めたいものですね。


※下記、感動物語コンテスト2021 グランプリ大会に
 長坂養蜂場さんも東海・中四国地区代表として
 出場されます。
 是非ご観戦ください。


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<お知らせ>

■感動物語コンテスト2021 グランプリ大会

本年は会場、オンラインともに
無料でご観戦いただけます。
スケジュールを確保のうえ
ぜひご観戦ください。

日時:11月20日(土) 13時開演
会場:ドーンセンター(大阪天満橋)
配信:YouTube LIVE

タイムテーブル・出場企業紹介はこちら。
https://kancon.org/gp-contents02/

観戦方法はこちらをご覧ください。
https://kancon.org/finalround_tim-and-location/

『下坐に生きる』等の著者
神渡良平氏の記念講演もございます。

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