2019.12.11

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小さな町工場に若い女性が集まり始めた理由

前回、大阪マラソンのネタで中断した
「人を大切にする経営学会」関西支部フォーラムの
講演内容の続きです。

2つ目の講演は、
株式会社センショーの代表取締役、
堀内麻祐子さんが登壇されました。

堀内さんは
大阪の西成区でメッキ工場を営む会社を、
9年ほど前に3代目社長として引き継ぎました。

昭和6年創業の古い会社でしたが、
財務的な都合により新会社を設立して
再出発をされています。

引き継いだ当初は
いわゆる3K(きつい・汚い・危険)の
小さな町工場。
汗にまみれた男性ばかりの世界でした。

そんな会社を、10年も経たずに
今や新卒の女性まで入社してくるような
若さ溢れる会社へと変革させたのが堀内さんです。

講演では、
「特段、何をしたというわけではない」
と仰られて聴講者を煙に巻いていましたが、
重要なことをちゃんと仰られていました。

変革できない経営者には出来ていなくて
堀内さんがしっかり出来ていたこと、
それは、
   「決意」
です。

事業を継承するにあたり、
「町工場から脱却する」
「10年後には売上高10億円にする」(当時の売上高は3億円)
と決意されたのです。

それまで蔓延っていた
(若い女性なんかが入ってくるわけがない)
(入ってきても役に立たない)
などといった「固定の価値観を根底から変えたい」
「女性を増やすことで変化させる!」
との強い想いをもって臨みました。

現在は工場を3つに増設され、
従業員65名中、女性が17名、
3倍以上の売上高目標も見事に達成されています。

誰もが「無理」と思うようなことでも
強く願えば叶うもの。

現状の延長線上ではなく
理想の状態から目標を定めたことで
大変革が実現しました。

さて、あなたは今、
どのような目標を掲げていらっしゃいますか?

堀内さんのような大変革、
「自分には無理」
などと思わないでください。

やろうと思えば大概出来ます。
必要なのは「決意」です。
 

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