2019.12.05

ブログ

頑張れるのには理由(わけ)がある

今週は、前回に引き続き「人を大切にする経営学会」での
講演内容をご紹介する予定でしたが
予定を変更し、週末に参加した大阪マラソンに関連して
気づいたことをお届けしたいと思います。

私がフルマラソンに参加するのは今回で9回目。
大阪マラソンは4年ぶり2回目になります。

今回は「必達目標」として3時間40分、
「チャレンジ目標」として3時間30分、
この2つの目標を設定して臨みました。

結果は、チャレンジ目標には届きませんでしたが
必達目標を大きく上回る3時間34分29秒でゴールでき、
一言で言えば「快走」でした!
(ゴール後は、両脚は攣るわ嘔吐は止まらなくなるわで
 快走の余韻に浸る余裕もありませんでしたが…)

さて、経営はよくマラソンに例えられますが、
「従業員の能力発揮」という観点からも
重要点が似通っています。

 1.目標設定の効果
 2.周りのランナーの力
 3.応援してくれる人の存在

1.目標設定の効果について
達成すべき目標基準を一つしか設定していないと
その目標基準が最高到達点となってしまいます。
つまり「100%を目指して頑張る」ことになります。
状況にもよりますが95%あるいは98%くらいも達成すれば
「よく頑張った!」ということになります。
もちろん100%に達すれば「申し分なし」です。

一方、今回のように
必達目標の上にチャレンジ目標を設定すると
100%ではなく「120%を目指して頑張る」ことになります。
そうすることで
「100%を超える結果」を生み出しやすくなります。

どちらのほうが力を出し切れるかは
言わずもがなですね。

2.周りのランナーの力について
不思議なことに
練習で一人で走っているときよりも
周りにたくさんのランナーがいるときのほうが
ラクにペースを維持できます。

会社の中でも同じで
従業員が一人で頑張るのは大変ですが
みんなが頑張っている職場であれば
頑張るためのエネルギーは少なくて済みます。

「みんなが頑張る社風」を作っていくことが
非常に大事になります。

3.応援してくれる人の存在
沿道の応援やランナー同士の励まし合い、
あるいはSNSでの応援メッセージなどは
とても力になります。

会社においては上司や社長からの応援、
同僚同士の励まし合い、
そして家族からの応援がとても力になります。

社内で応援し合える環境を作ること、
そして、従業員の家族を巻き込んで
家族からも応援してもらえる環境を作ること、
これが大事になります。

従業員が頑張れる環境になっているかどうか、
自社の状況を一度チェックしてみては
いかがでしょうか。

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