2023.01.27

ブログ

「成長の可能性を信じる」の本当の意味とは?

「成長の可能性を信じて任せる」と
「一人一人の適性を見極める」は
矛盾しているのでは?
という質問を受けました。


社員にチャンスを与え、
チャレンジさせることは
素晴らしいことです。

どんどん進めていきましょう。
特に本人がヤル気になっているのであれば
止める理由はありません。


ただし、本人の適性からすると
難易度が高すぎて
失敗が目に見えている場合は
注意が必要です。

失敗をバネにできるだけの
精神力を持った人であれば
大丈夫かもしれません。

しかし、多くの人は
失敗すると自信を失います。

何度も繰り返すうちに
自己肯定感が下がり、
チャレンジする意欲が薄れて
成長が止まってしまいます。

チャレンジの途中段階での
小さな失敗は
「失敗は成功のもと」ですので
成長の糧となれば問題ありません。

大事なのは
「最終的に成功させること」
です。

成功体験として
本人の記憶に残すことによって
自信がつき、
自己肯定感が向上していきます。

成功させるためには
本人の適性を考慮した仕事を
与えることが近道ですが、
適性に見合っていない仕事を
与えてしまった場合、
成功しそうになければ
サポートをしてあげる必要があります。

あの手この手を尽くして
何としてでも
最終的に成功させるのです。

「最終的に成功させること」は
「成功するまでやらせること」
とも言えます。

成功するまで
サポートし続ける覚悟が
必要です。


絶対にやってはいけないのは
成功に至っていない段階で
やめさせることです。

信頼して任せてもらったのに
自分の能力不足で
その信頼・期待に応えることが
できなかったとなれば
精神的ダメージも倍増します。

二度と立ち上がれないほどの
大ダメージを負うことも
少なくありません。

だからこそ、
本人の適性を十分に考慮して
仕事を与えることが大事なのです。


「成長の可能性を信じる」ことは
「成功するまでサポートし続ける覚悟」
であることを肝に銘じて
「任命責任」を全うしてください。

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