2022.06.16

ブログ

変革は愚痴聞きから

2泊3日で静岡県の三島市に
行ってきました。

三島と言えば
古くから三嶋大社が有名ですが、
近年は地域活性化(まちづくり)の
取り組みが活発で
注目されています。

そのまちづくり活動を
強力に推進しているのが
加和太建設株式会社さん。

三島を元気にしたいという想いをもった
地元の人たちや
NPO法人、行政などと協力し、
まちづくりビジネスを
どんどん展開していっています。


3代目社長の河田亮一氏(45)が
父の経営する同社に入社したのが
2007年(社長就任は2015年)。

当時は社員の給料を3分の1カット
するほど会社の状態は悪く、
「社長の言うことが絶対」
という風潮の中で
社員の方々も自分を発揮できて
いなかったそうです。

それが今や
社員の中からどんどん企画提案が
溢れ出てくる活発な会社に様変わり。

売上高も10年前の2.5倍と
目覚ましい成長を遂げられています。


河田社長によると、
成功要因は
「一気に変えようとしなかったこと」
だそうです。

まず始めたのは
社員が働く現場を視察して
愚痴を聞いてくること。

とことん愚痴を聞いて回り、
問題点を詳らかにしたうえで
変革に向けたビジョンを
打ち立てていきます。

当時の社員数は約60名。
「2割が変われば会社は変わる」
という考えの下、
まずは5人の同志を作ることから
始められました。

そしてそれぞれが1人ずつ
同志を増やして10人に。

そのようにして
変革の下地を
地道に作り上げていきました。


決して焦ることなく
長期的な視点をもって
やるべきことに取り組みながら
機が熟すのを待つ。

ブレない信念、使命感が
あってこそですね。

三島のまちづくりへの
参画に関しても、
「街の人たちの想いを聞いて
 各々がどういうことをやりたいのかを
 インプットしていたから
 うまく人と人を繋げられた」
と仰っていました。

相手の関心ごとに関心を寄せることが
大事なのだと
改めて認識させていただきました。


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