2022.05.04

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「働きがい改革」道半ば

標題は5月1日の日経新聞トップ記事の見出しです。

※全文はこちら(有料会員限定記事)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC182G00Y2A410C2000000/

世界のグローバル企業
610社・580万人の社員を対象とした
アンケート調査において、
働きがいを感じる社員の割合は
日本は56%。
世界平均の66%を大きく下回り、
6年続けて23か国中最下位だそうです。


働きがいを高めるための
ポイントはいくつかありますが、
中でも大きいのは
「志」「使命感」です。

誰のために働くのか、
何のために働くのか、
という、働くことの意義を
どう捉えるかが重要です。

自分のため、家族のため、では
私利私欲の範囲から抜け出せません。

お客様のため、となると
内に向いていた視線が外に向けられ
利他の心が仕事のやりがいに繋がります。

地域のため、業界のため、
日本のため、世界のため
と視野を広げていくと
大きな志が生まれてきます。

その大志を見据えて
自分の使命を明確に見出したとき
「働きがい」という言葉など
霞んでしまうほどの情熱が
人を駆り立てます。


組織の中では
トップの志に共感したメンバーが
自分の果たすべき役割を見出し
使命感を持つことによって
強力なモチベーションが生まれます。


先日、
出光佐三(出光興産創業者)をモデルに
描かれた映画
『海賊とよばれた男』(原作:百田尚樹)
を久しぶりに見ました。

印象的だったのは、
決して私利私欲のためではなく、
日本の未来のためという高い志をもって
強者に屈することなく戦う主人公の姿。

そして、その主人公の下で、
日本のためという志を引き継いで
命懸けの極めて困難な仕事に
使命感をもって立ち向かう社員たちの姿。

以前見たときは
原作の小説との違いに気を取られて
あまり集中できなかったのですが、
今回、
各登場人物の想いや使命感に着目しながら
見てみたところ
とても見応えがありました。

大型連休後半、
お時間があれば是非ご覧ください。
もちろん小説のほうも断然お勧めです。


冒頭に紹介した日経新聞の記事では
社員の働きがいと企業業績の
関連を調べた別の調査結果も掲載していました。

業績を高めるうえでも
社員に働きがいを持たせることには
常に取り組んでいきたいですね。

社員が付いていきたくなるような
「志」や「使命感」を、
信念として掲げていくことが
何よりも大事です。

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