４月に入り、
新メンバーを迎え入れた
組織も多いことでしょう。

１週間ほど経ちましたが
お互いの距離は縮まっているでしょうか？


昨日はある大学の新入生向けに
ビジネスゲームを使った
研修を実施してきました。

対象は経営学部の新入生で
総勢およそ300名。

教室の大きさの都合上、
３教室に分かれてもらいましたので
１部屋におよそ100名。

ゲームといえども
100名を相手に
ルールに則して制限時間内に
行動してもらうとなると
なかなか大変です。

しかし皆さん真剣に
話し合いながら
取り組んでいただき、
とても盛り上がりました。


学部長や担当教員から
聞くところによると、
4月1日の入学式以来、
学生同士が仲良くコミュニケーションを
取る様子がなかなか見て取れず、
心配されていたとのこと。

一昨日には親睦会なども
あったそうなのですが、
まったく盛り上がらなかったそうです。

それがこの日の研修では
「活発に会話している様子が見られて
　とても安心した」と
大変喜んでいただけました。


「相互理解を深めよ」と
親睦の場をつくったとしても、
場づくり、仕組みづくりを
うまくやらねば
いい結果につながりません。

いいコミュニケーションが
生まれるよう、
うまくサポートしてあげることも
必要です。


そのための一つの方法として
有効なのが、
チーム対抗戦のような
ちょっとしたゲーム感覚を
取り入れることです。

メンバー全員の共通目標を設定し、
メンバーが一丸となって
目標に向かって取り組めるような
状況をつくってあげることが
大事です。

これによって
“真剣な”コミュニケーションが
生まれ、
互いの個性が表出してきます。

さらに、場が白熱してきて
「本気モード」のスイッチが
入るところまで来ると、
ゲームに勝っても負けても
「共に戦った友（戦友）」
として記憶に残り、
相性が良ければ
強い絆で結ばれることもあるのです。


「新たなメンバーとの
　距離がなかなか縮まらない」
という場合には、
一度やり方を見直してみてください。


※今回使用したのは
「ビズストーム」という
研修用ボードゲーム型ビジネスゲームです。
https://bizstorm.jp/
私は認定インストラクターとなっておりますので
ご興味がありましたら
お声がけください。