生産性を向上させるために
大きな力を発揮するのが
設備投資やシステム投資です。

規模の大小にもよりますが、
まとまった資金が必要となることも
多いでしょう。

そういった資金を必要とせず
今すぐ始められる生産性向上策を
お教えいたします。

それは、
「意思決定の倍速化」
です。

前回もお伝えしましたね。

前回は、
“成長速度を速めるために”
あるいは
“チャンスを掴むために”
意思決定の倍速化が必須だと
お伝えしました。

今回は、
“生産性向上のため”
という切り口でお伝えいたします。


あなたの会社で
（あるいはあなた自身のお仕事で）
生産性を著しく低下させている要因は
何でしょうか。

様々あるかと思いますが、
共通していることは、
その要因に対して有効な解決策を
打てていないということです。

仕事とは、
問題解決や課題達成に向けた取り組みの
積み重ねです。

問題や課題に直面する度に
どのように対処するか
意思決定が必要となります。

自分で意思決定する場合もあれば、
上司に相談したり
会議に掛けたりする場合もあります。

いずれの方法でも
最も避けねばならないのは
結論（意思決定）の“先送り”です。

直面する問題に背を向けて
当面は現状を維持するわけですから、
生産性が上がるはずもなく、
落ちる一方となります。

先送りせず
その場で解決策を決定すれば
その分、問題解決が早まり
生産性の向上に繋がります。


結論（意思決定）の“先送り”は
非常に多くの場面で発生しています。

一人の場合だと
“やらない言い訳”を
探してしまいがちです。

会議の場合、
誰かの責任論に発展するようだと
その時点で議論がストップしてしまいます。
また、理由はともかく
議論が不十分で時間切れとなってしまったときなど、
さも当然のように“次回へ先送り”と
してしまいます。

８月６日の記事（「根回し禁止」）
でも紹介した物語コーポレーションでは
会議の終了時刻を設定せず
結論が出るまで徹底的に議論します。
一見、非効率に見えるかもしれませんが
先送りを一切せずに確実に結論を出す
（しかも局面最善手を導く）
という点で、実は極めて効率的なのです。

「先送りせず、その場で決め切ること」
が大事なのです。


しっかりとした意思決定ができれば
各人がやるべきこととその期限も明確になり
生産性は飛躍的に向上していきます。

「意思決定の倍速化」で
生産性向上を実現させましょう！


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