2021.04.30

ブログ

若者よ、動け!

今月の始め、
とある大学の経営学科の新入生向けに
オリエンテーションの一環として
ビジネスゲームを使用した
セミナーを開催しました。

約250名の新入生を2部屋に分け、
各部屋にメイン講師1名、
チーフ1名、サブ講師6名を
配置しての大がかりな開催。

私は片方の部屋のメイン講師として
登壇させてもらいました。

このご時勢で開催できるのか
直前までずっと心配でしたが
(実は昨年も企画があったのですが
 中止になってしまった経緯があり…)
関係者のご尽力もあり、
今年は無事に開催できました。


心配の種は尽きませんでしたが
もう一つの大きな心配は受講者層でした。
つい1週間ほど前までは高校生だった
やんちゃ盛りの若い学生たちがお相手。

「こんなビジネスゲームなんか
 やってられるか!」
と反発する学生が一人や二人くらい
いても不思議ではないと
覚悟して臨みました。

果たして当日、
ふたを開けてみると・・・

なんと皆、驚くほど素直に
従ってくれるではありませんか!

講師としては
やりやすくて本当に助かったのですが、
講師に絡んでくる学生もほとんどなく、
逆に少し拍子抜けするくらいでした。


考えてもみると
本来はやんちゃ盛りでいきいきと
青春を謳歌できたはずの
高校3年生という貴重な1年を、
ひたすら静かに耐え忍ぶよう
強いられてきた生徒たちなのです。

部活の大会は軒並み中止。
体育祭や文化祭、
中には修学旅行まで
中止になってしまった学校も
あったことでしょう。

高校3年生時に
自己発揮の機会を
とことん奪われてきたのが
今年の新入生なのかと考えると
とても気の毒に感じました。


某ウィルスの感染拡大は
若者のせいだと責任を押し付ける
身勝手な他責思考の人たちに
私は言いたい。
「若者は一番の被害者だ」と。

若者の一年は貴重です。
いや、一日一日が貴重なのです。

日々の経験、実体験から
多くのことを学び、
人生の糧にしていくのです。

まだまだ序の口というのに
早くも思考放棄で
「全員じっとしとけ」と
暴挙に出た政治。

視聴率重視で多数派に偏重し、
弱者の声を封じ込めるマスコミ。

思考能力を失い、
洗脳され、
同調圧力に屈する国民。

そんな世間に、
若者の成長の機会が
どんどん潰されていっているのが
現実です。

揚げ句、何年か先には
きっとこんなことが言われるように
なるのでしょう。

「コロナ世代は役に立たん」

そのようなことを
言わしめないためにも、
若者たちには
どんどん動いてもらって、
たくさんの経験を積んでもらいたいと
私は思います。

多少の「若気の至り」など
許してあげましょうよ。


より良い未来を遺すのが
私たちの務め。

保身ばかりを考えず、
「後世のために何ができるか」
それを第一に考えて
行動を起こしていきたいところです。

じっとしている場合ではありません。
今できることをやっていきましょう!

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