2021.03.19

ブログ

現場をいかに任せるか

質問です。

どちらの会社が伸びると思いますか?

【A】
経営者が部長レベルの仕事をし、
部長が課長レベルの仕事をし、
課長が一般社員レベルの仕事をし、
一般社員が単純作業ばかりしている会社

【B】
一般社員が課長の視点で仕事をし、
課長が部長の視点で仕事をし、
部長が経営者の視点で仕事をし、
経営者が業界全体の視点で仕事をしている会社


答えは言うまでもなく、
【B】の会社でしょう。

より高い視点を持つことで
現在の仕事の成果基準が高まり、
より質の高い仕事ができるようになっていきます。

一方、【A】の会社では、
人材が一切育っていきません。
皆が自分の立場より下のレベルの仕事しかせず、
持てる能力をほとんど引き出せていません。

経営者からすれば「給料泥棒」と
言いたくなりそうなところですが、
自分自身が最大の「給料泥棒」状態ですから
何も言えませんね。

現実には、経営者が
部長レベルどころか現場仕事に張り付いて
しまっているケースが多々あります。

経営者が経営者の仕事をしない会社に
未来はありません。

現場がどれだけ忙しくしていても
断固として現場仕事を手伝ってはいけません。

現場がうまく回るように手立てを打ち、
今後同じような状態に陥らせないように
全社的な視点で対策を考えるのが
経営者の仕事です。
(いや、それも経営者の仕事ではなく、
 現場管理者や部長クラスの仕事でしょ?と
 感じた方は鋭いですね。)


私が講師を務めた
先日の若手農業者向けの研修会でも、
経営者の仕事とは何かを
しっかり考えていただきました。

若手農業者といえば
現場の農作業が大好きな方が
ほとんどですが、
経営者としてのビジョンを持って
現場を任せられる人を育てていく必要性を
しっかり認識していただきました。

今後の活躍が楽しみです。


現場力を最大限に高めていらっしゃるのが
東海バネ工業さん。

社員の育成方法がとても大胆です。

なんと、
「会社のために仕事をするな」
と社員に言い聞かせています。

では何のために仕事をするのか…。

「自己の成長と家族の幸せを一番に考えよ」

日々そのように言い聞かされ
自己の成長を意識してきた社員たちの力は
絶大です。

オーダーメイドの単品製品ばかりを
手掛けながらも
納期遵守率は99.8%以上。

高い顧客満足度により
言い値(適性価格)で買っていただける
ビジネスモデルを構築されています。

そんな東海バネ工業さんを
オンラインで見学できる機会を
ご用意いたしました。

どなたでもご参加いただけます。
この機会に是非ご参加ください。

■東海バネ工業 オンライン見学会
・日時 :4月19日(月) 13:30~16:30
・見学先:東海バネ工業株式会社(本社および工場)
・参加費:3,000円(税込み) ※EH経営研究会会員は無料
 ※詳細、お申し込みはこちらからお願いします。
  https://www.kokuchpro.com/event/kengaku_tokaibane/
 ※お申し込みいただいた方は、事前学習会にも
  ご参加いただけます。
 □事前学習会(EH経営研究会 4月度定例会)
  日時: 4月13日(火) 15:30~17:30(オンライン開催)
  テーマ1:「ホワイト企業認定について」
  テーマ2:「東海バネ工業・見学会事前学習」

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